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執筆者の写真理恵 小西

「小西がお酒を吞みながら皆さんと話したい事」 

更新日:6月9日

こんにちは、輝き製作所 事務局です。

今回は先日開催されました 「大人塾 第10回」 のレポートです!

大人塾とは、2018年 『前を向いて進もう』 をスローガンに、福祉従事者を応援する研修として生まれたそうです。

開催場所は、大阪住吉区で就労継続支援を行っている 「天日塩らーめん べらしお」。

私は初めてお邪魔したのですが、普段はらーめんだけではなくカフェも併設されているそうで、店内にはTシャツやポスターなどがいたるところに飾られていてとても楽しくもあり、“お家”のような温かい雰囲気の店内でした。



実は講演前に自慢の塩らーめんを頂戴しました。

沖縄・久米島の天然塩を使用した黄金のスープは、スッキリしながらもキリッとした味わいで、ちぢれ細麺によく絡んでとってもおいしかったです!



理恵さんもペロリで講演に向けて準備万端!

  

さて、第10回を迎える大人塾ですが、理恵さんも普段の登壇とは違い、お酒を呑みながら皆さんと近い距離でお話をさせていただく…どこか、ライブハウスでトークショーをしているような、いつもとは違った雰囲気での講演となりました。



参加者の皆さんとカンパイでスタート

“性って、なんなん?”。

いきなり真髄に触れる問いかけに、参加者の皆さんも各々の中で自問自答されたのではないでしょうか。

性の話をすると往々にして セクハラ と受け取られがちになる場面は非常に残念な状況だと、理恵さん。

これは受け取り側が悪いのではなく 「ちゃんと性を学んできていない」 ところに原因があり、性への拒否感が生まれても仕方のない事。だから輝き製作所では意見交換ができる場を提供することも大切にしています。

最近理恵さんが注目しているのは、合宿での「性の学びの体験」だそうです。

他者とのふれあいやデートのワーク、性的同意や避妊についてなどの講義が行われ、ご参加の皆様からも 「学べてよかった!」 というご意見が多かったそうです。

他にも

・本人は自分のことも分かっていない…と決めつけて本当にいいの?

・“障がいがあるから難しい”で片付けないで、“こうだったらできる”を探そうよ

・60歳を超えても性欲はあるんです

など、多種多様な相談やお話に触れる理恵さんだからこそ、世の中の反応に対するジレンマのようなものも人一倍感じてしまうのではないでしょうか。

メディアはキャッチーな部分だけを取り上げがち。知ってもらうことは大事だけど、伝えたいことはどうすれば伝わるのか…そう日々頭を悩ませながら活動に従事しています。

前述しました意見交換の場の提供として、輝き製作所では、毎月第三金曜日 21:00~23:00でZoomにて「輝き研究会」を実施しています。

当事者さん、ご家族の方、支援者さん、医療関係者さんなど様々なお立場の方が一緒にそれぞれの意見を出し合い、性について今後どんなアクションや新しい価値観が必要なのか、安心して話し合える場となっています。

参加費は無料です。 ご興味のある方は、いつでもお問い合わせお待ちしております。




10分の休憩を挟んで、ご参加くださった皆さんに感想をお伺いしました。

今回は30名の方(女性3割)にご参加頂き、終始メモを取られる方や理恵さんのお話に大きく頷いたりと、熱心に聴いてくださりありがとうございました。

・日本は同調圧力が強く、世間と合わせないと厳しい社会

・性はタブー視されている

・自分(ヘルパー)が相談する場所がなかった

・女性当事者の方には生理だけではなく閉経も教えないといけない

普段から障がい福祉に従事されている皆さんは毎日様々な事案に直面されていることと思います。

「性」とひとえに言っても、それぞれの個性は違うもの。ご本人の反応や行動は様々です。

数学のような答えが出せないから、ご本人に関わる環境や社会の理解が今後ももっと必要になってくるのだと思います。

もっとオープンにこんな話ができる世の中が一日でも早く来ることを願うばかりです。

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